HAPPYなニュースを英語で読もう。

英語のニュースサイトから「楽しい気持ちになれる記事」だけを選んで紹介するブログです。

【HAPPYになれる英語ニュース】イングランドのサッカーファンが連呼するあのフレーズは何?

サッカーワールドカップはやっぱり楽しい!

開幕前は、マスコミの無理やりな騒ぎっぷりに嫌気がさし、「今回は絶対に見ないぞ」なんて思っていたのに、いざ始まってしまえば、白熱した試合の連続に、毎戦ワクワクしている自分がいます。

日本代表は残念ながらベスト16で姿を消してしまいましたが、大会前のあらゆる雑音を跳ね返し、素晴らしい戦いぶりを見せてくれたと思います。私はJ1鹿島アントラーズの大ファンなので、アントラーズ所属および出身の選手たちが活躍してくれたのが、何より大きな喜びでした。「大迫半端ないって」というあの名フレーズをワールドカップ本大会で叫ぶという9年越しの夢がようやく叶い、ほんとうに嬉しいです。サムライブルーの戦士たち、ありがとう!

 

さて、私は昔から音楽や映画などの英国カルチャーが好きで、ワールドカップでも、日本以外の国ではイングランドをいつも応援しています。

SNSでもイギリス人のアカウントをたくさんフォローしていますが、今回のワールドカップが開幕して以来、Twitterの私のタイムライン上に、あるフレーズがひんぱんに現れることに気づきました。

まずは、私の大好きなOne Directionのルイのツイートから。

ルイのツイートをもう一つ。上記のツイートとあわせまして、不適切な表現が含まれておりますことを本人にかわってお詫び申し上げます。この子は聞かん坊なもので…。

One Directionからもう1名、リアムのツイート。こちらはemojiバージョン。

続きまして、こんなお笑いツイートを発見。

これらのツイートに共通するフレーズ、お気づきになりましたか?

そう、"It's coming home (Football's coming home)" です。

 

目につく英国方面の方々が皆このフレーズを連呼しまくっているので、これってなんなん?と思って調べたところ、こちらのニュースサイトに詳しい説明がありました。日本-コロンビア戦の後「『大迫半端ない』って何?」というネット記事が上がったのとちょっと似ているかも。

Sunday Exress (UK)

サッカーの母国といわれ、これまでに数々の名選手を輩出してきたイングランドですが、ワールドカップを制したのは、自国で開催された1966年の1度だけなのだそう。国際タイトルになかなか手が届かない状況が続く中、サッカーファンの間で、"It's coming home"フットボール(サッカー)は帰ってくる」)というフレーズがチームを応援する合言葉となったのです。サッカーの母国のプライドと意地、そして自国チームへの深い愛を感じます。「フットボールを取り戻せ!」などと強い言葉でプレッシャーをかけるのではなく、あくまでも「戻ってくるのを待っている」感じなのが、なんともいじらしいですね。

1996年には、自国開催となった欧州選手権に向けてこんな応援歌がリリースされました。Baddiel, Skinner & The Lightning Seedsの「Three Lions」という曲です。スリー・ライオンズとは、イングランド代表チームの愛称。「勝てないのはわかってるけど、奴らを信じるしかないんだよな…」という、英国らしいペーソスあふれる内容です。(英語詞はこちら

こちらのミュージックビデオは、ワールドカップフランス大会が開催された98年に、歌詞を一部変えて再リリースされた時のものです。96年バージョンに比べて、若干ポジティブな内容になってい(るような気がし)ます(英語詞はこちら)。スリー・ライオンズへのはちきれんばかりの愛情がこれでもかというほどに伝わってきて、涙なしでは聴けません…。

 

ワールドカップの試合会場でイングランドサポーターが熱唱しているのはこの曲だったんですね。私、イングランドを応援し始めたのが98年のフランス大会からだったんですが(ご多聞に漏れず、ベッカム様がきっかけです)、こんな曲があったことを全然知りませんでした。今回はいよいよ優勝カップに手が届くかも!?…ということで、"It's coming home"のフレーズが今まで以上に力強く叫ばれているからこそ、私の耳にまで届いたのでしょう。

 

ネット上は"It's coming home"のネタ動画であふれていますよ、という、英ガーディアンの記事。

www.theguardian.com

 

まだ優勝したわけでもないのに、英国の皆さん少々ハシャギ過ぎじゃないですかw けれども、とにかく暗いニュースの多い昨今、嫌なこと面倒くさいことをすべて忘れて、何かに夢中になれるのは良いことですよね。もし本当にイングランドが優勝した時には、私もテレビの前で「Three Lions」を歌えるように、今から練習しておこうと思います。

 

サッカー馬鹿はどこまでも滑稽で、哀しい。だからこそ愛おしい。ケン・ローチ監督のサッカー愛と人間愛がほとばしる映画2本。